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2017年12月13日 vol.265 【週刊MARUMERU】 文化の発展に大きく貢献

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┗━━━┛2017年12月13日 vol.265

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文化の発展に大きく貢献

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1  印刷の豆知識 第106弾 印刷の歴史 その2

2 「紙の記念日」

3 12月13日は、◯◯の日

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週刊メールマガジン「まるメル」では、
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2017年、皆さまのもとに
「まるメル」をお届けするのは、
今号を入れて残り3回。

つい先日、新年のご挨拶をしたような
気もしますが、はや年の瀬。

またひとつ年を
重ねてしまうのかと嘆きながらも、
年の暮れから新年にかけて
そわそわしだすまちの雰囲気に
なにかを期待してしまうのは
私だけでしょうか?

残りすくない2017年も
引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、今週も「まるメル」vol.265を、お楽しみください。

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【 1 印刷の豆知識 第106弾 印刷の歴史 その2】
 
前々回取り上げた、
印刷の歴史の続きです。
「活字」が誕生した初期、
11世紀の中国の活字は、
粘土を焼きつめて作った
「陶製活字」でした。
その後、14世紀のはじめには
錫(すず)や木の活字が作られ、
14世紀末頃には朝鮮で、銅を
流し込んで作る「金属活字」が
発明されました。

しかし、文字の種類が多い
中国でこの活字を作るには、
手間とお金がかかります。
そのため、「木版」が
多く使われていました。
木版印刷からはじまり、
西洋よりも前に活版印刷をも
生み出した東洋の印刷ですが、
活字技術は定着せず、
木版印刷が主流となって
近世まで発展します。

6世紀の中頃、
日本にも中国、韓国をへて
仏教が伝えられました。
その布教に印刷技術が
活用されています。
770年、時の帝であられた
孝謙天皇(後に称徳天皇)が、
世の中の混乱を憂いて
供養のための経文を100万枚印刷し、
木製の三重の小塔に納めて
東大寺や法隆寺などの
10大寺に分置しました。
この時、印刷されたのが
「百万塔陀羅尼経」という経文。
印刷された年代が明確で
現存する世界最古の
印刷物とされています。
印刷年代が明らかなのは、
国家事業であり、その様子が
「続日本紀」に記されているためです。

その後、日本では300年もの間、
印刷が行われませんでした。
これは、文字を読める人が、
一部の人に限られ、大量印刷の
必要がなかったためです。
ご存知の「源氏物語」などは、
手で書き写されたもの。
そして12〜13世紀頃に、再び、
京都や鎌倉などの仏教寺院を
中心として、印刷、出版が盛んに
行われるようになりました。

さて、ヨーロッパでは、
中世まで書物は写本によって
複製されていました。
12世紀になり製紙術が
ヨーロッパに伝わり、
木版による印刷技術も伝わると
機が熟したように
金属活版術が生まれます。
15世紀の中頃にドイツで、
グーテンベルクが活版印刷術を
発明したことは有名な話。
鉛を主成分とした金属合金鋳造技術と、
ブドウしぼり機を応用したプレス機の
発明による活版印刷技術は急速に広まります。
その後、50年間でヨーロッパ各地に
活版印刷工房が開設されたことから、
活版印刷技術が待ち望まれた技術で
あったことがうかがい知れます。
そして、この時期、多数の書籍が
印刷発行されました。
当時、ルネッサンス(文芸復興)と
呼ばれる時代が幕を開け、
ヨーロッパの文化は
目覚ましく発展していきますが、
その根底に印刷の発展があったことは
見逃せません。

その3に、続きます。
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【 2 紙の記念日】

今度の土曜日、
12月16日は、「紙の記念日」。

これは、1875年12月16日に、
東京・王子の抄紙(しょうし)会社の
工場で開業式が行われ、
営業運転を開始されたことに
由来します。

抄紙会社は、実業家・渋沢栄一が、
大蔵省紙幣寮から民間企業として
独立させたもので、現在の
王子製紙株式会社の前身です。

王子の工場には、イギリス製の
機械が導入され、イギリス人技士の
指導のもと試験生産が行われた後、
営業運転開始となりました。

渋沢栄一は、日本の文明水準の向上には、
本の普及が必要であると考え、
そのためには、出版事業を興す必要があり、
西洋式の印刷機に使用できる洋紙の
生産のため製紙産業の興隆が
必要であると考えました。

ところで、抄紙会社が日本初の
製紙会社というわけではありません。
抄紙会社が創業をする前に
日本初の製紙会社・有恒社が
1872年に創立し、1874年に
創業を開始しています。
有恒社は、日本で初めて用紙を
製造していた企業ですが、
株式会社に移行した後、
1924年に王子製紙によって
吸収合併されました。

明治維新とともに文明開化が起こり、
洋紙産業も活発になり、
さまざまな西洋の近代技術が
日本に登場するようになります。
そして、製紙産業が発展することにより、
新聞・雑誌などが印刷されるようになり、
爆発的に紙の需要も高まりました。

その後、終戦後には紙の需要が更に拡大し、
1970年以降、日本は世界でも有数の
紙の生産国となりました。
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【 3 12月13日は、◯◯の日】

皆さんは、
双子が生まれた場合、
どのようにして兄・姉を
決めているか、
ご存知ですか?

この件に関しては、
1874年(明治7年)12月13日に
「双子または三つ子の場合、
先に生まれた方を兄・姉とする」という
太政官政令が出されています。         

国の法律を司る機関でもある
太政官が、なぜ双子に関して、
このような政令を出したのでしょうか?

実は、それまで、双子や三つ子の場合、
後に生まれた子を兄・姉とする地方や、
男女の双子の場合、男の子を
兄としていた地域もあり、
その土地の慣習によって
バラバラでした。
そこで、政令により
全国的に統一を図るという
意図がありました。

ちなみに、ご長寿双子姉妹として
知られた「きんさん・ぎんさん」は、
ともに100歳を超える
長寿をまっとうされましたが、
実は、妹の「ぎんさん」が
先に生まれたそうです。
ということは、実は「ぎんさん」が
お姉さんだったのですね…。

さて、今日12月13日は、
先の政令が出されたことに由来して
「双子の日」となっています。
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〜丸屋庄兵衛のひとりごと〜

びっくりしました。
庄兵衛はずっと双子の場合、
後に出産した子が上だと思っていたもんですから、
明治の時代から太政官令が出ていたなんて知らなかったです! 
世の中には常識と思われても間違ってるなんていうのが
結構ありそうですね(笑)

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