インフォメーション
2020年11月18日 vol.417 【週刊MARUMERU】 ワープロ以前

┏━━━┓
┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2020年11月18日 vol.417
——————————————————————————————
※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
*—————————————————————————————
相談できる印刷通販まるイロでは、引き続き100円卓上カレンダーの
販売を承っております。名入れ、クリアケース、OPP袋入りで
年末年始のノベルティに大人気のロングセラー商品です。
これからの販売促進に是非お役立てくださいませ。

■680ポイントプレゼント中!まるイロ新規会員登録はこちら
https://www.maruiro.com/login/register/

■まるイロお得な情報はこちら
http://www.maruiro.com

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ワープロ以前

★━━━━━━━━━━━━━━━………………………………………

1. ○○タイプライター

2. ガラスペン

3. 赤い羽根

………………………………………━━━━━━━━━━━━━━━★
週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
tanaka@msmarusho.co.jp
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

本日、11月18日は、
「土木の日」だそうです。
1987年に土木学会、
日本土木工業協会などが
建設省(現在の国土交通省)の
支援で制定しました。

ちなみに、土木(Civil Engineering)は、
「市民のための工学」あるいは、
「市民の文明的な暮らしのために、
人間らしい環境を整えていく仕事」を
意味する言葉と土木学会のHPで
紹介されています。

なぜ、11月18日なのかというと、
「土木」という感じを分解すると
「十一」「十八」になることから、
この日になったのだとか…。

土木学会
http://www.jsce.or.jp/

今週も「まるメル」vol.417をお楽しみください。

…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【 1 ○○タイプライター】

文字を入力する業務用の
機器といえば、現在は
PCが一般的だと思います。
それ以前は、いわゆる
ワープロ(ワードプロセッサ)でした。

先日、オフィス機器を扱う
会社に勤める知人と話していたら、
今でもワープロを求める企業があるようで、
知人の会社では、ワープロを
なんとか仕入れて注文に応え、
今でも年間で、大きな売り上げを
あげているそうです。
ワープロの需要が、
そんなにあるのは驚きでした。
私には、一瞬だけワープロを
使った時期がありましたが、
デジタルネイティブ世代の
人たちは、使ったことも
見たこともないのかもしれません。

ところで、そんなワープロの
前は、なにかご存知ですか
私も知らなかったのですが、
営業部のメンバーによると、
「和文タイプライター」
というものが、あったそうです。

しかも、この和文タイプライター、
とんでもない代物です。
アルファベット(26文字、プラスα)を
打てば用が足りる英文の
タイプライターとは違い、
和文タイプライターでは、
多くの種類の文字を扱います。
特に漢字の数は、膨大で、
2000文字をゆうに超える活字のなかから
使用する字を探し出して打ち出すという、
まさに職人的な技が必要な
機器だったそうです。

和文タイプライターは、
1915年に活版術改良協会の
技術主任だった杉本京太氏により、
「邦文タイプライター」として
発明されたものだそうです。
これにより日本語の文書作成は、
一気に効率化し、1920年代以降の
政府公文書や企業の商用文の
多くはこれで作成されました。

日本の特許制度が100周年を迎えた
1985年4月18日を記念して
特許庁が「日本の発明家十傑」を
選定した際には、この杉本氏の
和文タイプライターも選ばれました。

そんな和文タイプライターは、
ワープロが普及する1980年代からは、
急速に姿を消していくことになります。
ただし、1999年5月までは、
生産が続いていたようです。
そして、和文タイプライターを
駆逐したワープロが、
その後PCに押され、
わずか4年後の2003年9月に
生産終了となったのは
皮肉なことと言えるかもしれません。

さて、2000年代以降も、
全国のお役所などでは、
戸籍を紙で管理している場合、
戸籍の届け出があった時には、
和文タイプライターが
使用されていたそうです。
現在は、ほぼ電算化されています。
また、貴重な和文タイプライターを
複数台取り扱い、修理および
消耗品や本体の販売を行う、
菅沼タイプライター福島販売さんでは、
和文タイプライターが現役で
活躍しているそうです。

ワープロを使った記憶も
あまりない私は、
和文タイプライターの
存在さえ知りませんでした。
どこか、活版印刷を思わせる、
和文タイプライターの姿、
印刷会社に勤める人間として、
このたたずまいは気になります。

PCなら、文字を探したりする
必要なんてありません。
文字を探しながら文字を打つ、
あるいは文字の位置を記憶して打つ、
決して便利ではないこの機器に
なぜか魅かれてしまいますね。
一度、使ってみたいものです。

貴重な和文タイプライターの使用動画
https://www.youtube.com/watch?v=1fYh1oEPKik

懐かしいという方も、
いらっしゃるのではないでしょうか?

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

【 2 ガラスペン】

最近は、文字を手書きする
機会がほとんどありません。
手書きの文字に自信がない
自分としては、それはそれで
いいのかなと思いますが、
時々、友人から
手書きの便りなどを
いただくとやっぱり
手書き文字は、よいなと
思ったりもします。

数年前には、
やっぱり手書きだと思い、
少し奮発して万年筆を
買ってみたりもしました。
今は、引き出しの中に大切に
しまってありますが…。

そんな私ですが、現在、
気になる筆記用具があります。

それは、ガラスペン。
ご存知ですか?

ガラスペンは、ペン先をインクに
浸してから筆記する「つけペン」の一種。
1902年(明治35年)に風鈴職人である
佐々木定次郎さんによって
考案されたとされています。
なんと日本発祥の筆記具なのです。
その美しさはもちろん、
独特の心地よい書き味、
普通のつけペンよりインクの
持ちが良いなどの機能性から
瞬く間に世界中に
広まっていったそうです。

ガラスペンイメージ
Photo:世界の筆記具ペンハウスWEBマガジンより

通常ガラスペンの
ペン先には溝が施されていて、
そこにインクが入り込むことにより、
毛細管現象(※)を利用した
ペン先の先端にインクが流れ出す
仕組みとなっています。
一般的なものなら、一回インクに
浸すだけで、ハガキ一枚分ほどの
文字が連続して書けるそうです。

割り箸を削って作った
「つけペン」のように、
なんどもインクに浸さないと
書くことができないという
イメージを持つ人も多いガラスペン。
実際は、ガラスのペン先に
施された溝にインクが貯められ、
少しずつペン先へ伝わっていく
仕組みとなっていて、
一回インクをつけるだけで
かなりの文字を書くことが可能です。
書き心地も、ガラスとはいえ、
筆記用にペン先が調整されているので、
想像以上にスムーズとのこと。
万年筆でもボールペンでもない、
ガラスペンならではの爽快な
書き心地があるようです。
また、万年筆のように
インクの入れ替えの必要がなく、
インクの変更が容易なガラスペンは
さまざまなインクを手軽に
楽しむことができるのだとか。

お手入れも簡単で、使い終わったら
ペン先のインクを水で流すだけ、
ティッシュや柔らかい布で水分を
拭き取って完了です。
ペン先は、とてもデリケートなので、
必ず専用ケースなどに入れて
ペン先を保護して保管する
必要があるそうです。

ガラスならではの透明感、
繊細で見るものを魅了する造形、
筆記具でありながら
アート作品のようなガラスペン。
どんな使い心地なんでしょう?
一度、体験してみたいですね。

※毛細管現象
細い管状物体(毛細管)の内側の
液体が管の中を上昇(場合によっては下降)
する物理現象のこと。

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

【 3 赤い羽根】

年末になると、有名人などが
「赤い羽根」をつけている姿を
テレビで見かけることがあります。
募金の代名詞とも呼べる
「赤い羽根共同募金」の
赤い羽根ですね。

ところで、
この「赤い羽根共同募金」が
どんなものなのか、
皆さんは、ご存知ですか?

どういう活動なのか?
なぜ赤い羽根なのか?
よく知らなかった私は、
今回、その歴史や活動の仕組み、
寄付の使い道などについて
調べてみました。

共同募金は、戦後間もない1947年に、
市民が主体の民間運動として始まりました。

第1回共同募金運動は
1947年11月25日から
1ヶ月間行われました。
戦争によって行き場をなくした
孤児たちへの支援が主な目的です。
戦後間もない時期、
誰もが苦しい生活をするなか、
5億円をこえる寄付が
集まったそうです。

集まった募金は、
当初、戦後復興の一助として、
被災した福祉移設を中心に支援が行われ、
その後、法律に基づき、地域福祉の
推進のために活用されています。

そして、社会が変化するなか、
共同募金は、誰もが住み慣れた地域で
安心して暮らすことができるよう、
さまざまな地域福祉の課題解決に
取り組む民間団体を応援する、
「じぶんの町をよくする仕組み。」
として活用されてきました。

共同募金を担うのは、
47都道府県に設置された共同募金会。
中央共同募金会が、都道府県ごとの
共同募金会の活動を連合会として、
連絡調整や取りまとめなどを担っています。

赤い羽根共同募金に集まった寄付は、
年間約176億円(平成30年度実績)。
1995年には、265億円もの寄付が集まりました。
1990年代をピークに募金金額は
減少していますが、これまでの
募金総額は、1兆円を超えています。

赤い羽根共同募金で
集まった募金の約7割は、
募金をいただいた地域で使われます。
これらは、市民団体やNPO法人など、
地域のために福祉活動をしている団体に
「助成」をすることれています。
残りの約3割は、住んでいる地区町村を
越えた広域的な課題を解決するための
活動に都道府県の範囲で使われます。
平成30年度には、共同募金助成として
約151億円近くが交付されました。

私たちの住む街には、
お年寄りや障害のある人、
子育て中の人など、
暮らしていくのに助けが
必要な人たちがいます。
みんなが暮らしやすくなる
お手伝いをするために、
みんなで少しずつ助け合う、
それが「赤い羽根共同募金」です。

さて、なぜ「赤い羽根」なのかというと、
それは、勇気とよい行いの
シンボルだからだそうです。

アメリカの原住民族は、
さまざまな色の羽根飾りを頭などに
つけていましたが、羽根には
色によって意味がありました。
勇気のある行いや、よいことをした人が、
「赤い羽根」をつけていたとされ、
そのことから、赤い羽根が
採用されたそうです。

募金運動の期間は、平成28年度より、
10月1日〜翌年の3月31日までの
6ヶ月間となっています。

赤い羽根共同募金ホームページ
https://www.akaihane.or.jp/

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:

【丸屋庄兵衛のひとりごと】
和文タイプライターを知る人って
少なくなったんですね。
印刷屋の庄兵衛としては、
業界がコンピューターDTPの普及前に使用していた
写植の大変さを思い出します(笑) 
ご紹介はまたいつの日か……

:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:

■テキスト形式のメルマガをご希望の方はこちら
下記のアドレスの件名に「テキスト希望」と明記してそのままご返信ください。
info@msmarusho.co.jp

■配信停止をご希望の方は、
下記のアドレスの件名に「配信停止」と明記してそのままご返信ください。
info@msmarusho.co.jp

■メルマガに関する意見・感想・質問・相談など
tanaka@msmarusho.co.jp 
営業企画部 田中まで

■弊社取扱い商品に関するお問い合わせは 
suzuki@msmarusho.co.jp
統括部長 鈴木まで

★★★★★★★★´▽` バックナンバーはこちら ★★★★★★★★★★
★ こちらからバックナンバーもお楽しみ頂けます!
★  http://www.msmarusho.co.jp/mailmagazine/index.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
株式会社丸庄
〒120-0034
東京都足立区千住4-16-12
TEL03-3881-2131 FAX03-3881-2150
URL http://www.msmarusho.co.jp
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘