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2021年8月4日 vol.453 【週刊MARUMERU】 自然素材

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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2021年8月4日 vol.453
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自然素材

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1. シリーズこれも紙?15 傘

2. 折れたバット

3. チェアリング

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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
tanaka@msmarusho.co.jp
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8月になりました。
学校は夏休みの真っ只中、
もうすぐお盆でもありますが、
今年は、帰省やお出かけも
なかなか判断が
難しいところですね。

オリンピックは、
自宅でテレビ観戦、
それでも競技が始まると
やはり日本選手の活躍から
目が離せません。

ご先祖さまたちは、
今のこの日本、世界、
地球の状況を、空の上から、
どんな風に見ているのでしょうか?

それでは今週も、「まるメル」vol.453をお楽しみください。

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【 1 シリーズこれも紙?15 傘】

これまで、紙でできている
意外なものをご紹介してきましたが、
これは、そもそも紙だったなというものを
今回は取り上げてみたいと思います。
それは、和傘です。

和傘は、平安時代前後に仏教やお茶・
漢字などと同じく中国より伝来したと
言われています。平安時代の絵巻物に
登場する和傘は、現在のような
形ではなく、傘(蓋・笠)であり、
天蓋や覆い状のようなもので、
貴人に差しかけて日除けや魔除け、
権威の象徴として使用されていました。
この時代では、まだ傘は開いたままで
閉じることはできませんでした。

和傘が閉じることができるように
なったのは安土桃山時代。
傘が開閉できるのは、今では
当たり前のように考えられていますが、
非常に高度な構造を有していて、
数ある工芸品の中でも和傘ほど
複雑に変化する機構を
持っているものは多くありません。

和傘が、広く一般に使われだしたのは、
分業制の発達した江戸自体中期以降のこと、
江戸の浮世絵にも傘をさしている
町人の姿が多く見られ生活必需品として
広く普及していたことがうかがえます。

また、和傘はただの日常品としてだけなく、
装いにアクセントをつけるファッションの
小道具でもあったため、美しさも
兼ね備える様々な技巧や
デザインを凝らした
和傘が誕生しました。

イメージ01

和傘は、歌舞伎や日本舞踏、
茶道でも取り入れられ、
それぞれの伝統美を付加した
独自の進化を遂げ、他国に類を見ない
日本固有の和傘文化とも呼ぶべき、
土壌を作り出していきました。

さて、最盛期には日本全国で
年間1千万本以上生産されていた
和傘ですが、明治時代に洋傘が
輸入され西洋化が進み普及すると
急速に衰退し、以前のように
生活必需品として使われることは
少なくなりました。
現在は、趣味の品としてや、
踊り芝居などの小道具として、
伝統行事・儀式・茶道などの
道具として広告・ディスプレイ・
展示用として、あるいは
日本的な土産品としてなど、
その用途は多岐にわたっています。

さて、洋傘と和傘は、同じ傘でも
構造・使い方が大きく異なります。
ここが今回取り上げた要因ですが、
まず材料は、洋傘が通常ビニールや
ポリエステルスチール等の
人工素材であるのに対し、
和傘は和紙・竹・木などの
自然素材を主にしています。
また、洋傘は骨数が通常8本で
あるのに対して和傘は30本〜70本と
非常に多くなっています。
これは、洋傘が骨の針金の張力で
生地を内側から押し上げて開くのに対し、
和傘は細く割った多くの竹骨で和紙を
支えるようにして開くためです。
その為、開いた時のシルエットが
洋傘は丸みを帯びて深いアールを
描くのに対して、和傘はすっきりと
末広がりに真っ直ぐに広がります。
生地のたたみ方も洋傘は生地を
骨の外側に巻きつけるように
畳むのに対し、和傘は生地が
骨の内側に畳み込まれ、
まるで一本の棒のような
独自の姿になります。

イメージ01

和紙・竹・木などの自然素材を
主な材料とする和傘、人工素材を
主な材料とする洋傘に対して、
今後その存在が、
再び大きく見直されることも
あるのではないでしょうか。

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【 2 折れたバット】

前号で江戸のリサイクル事情を
ご紹介しましたが、
話は変わって現代。
営業部のメンバーが、
折れた野球のバットの
再利用法を教えてくれました。

プロ野球で使われる木製バットには、
アオダモと呼ばれるモクセイ科の
温帯性広葉樹が利用されています。
硬い材質ながら粘りがあるのが特徴で、
バット材としては主に北海道産の
アオダモが採用されているそうです。

しかし、計画的な植林や伐採が
行われてこなかったこともあり、
近年、バットに使える高品質な
アオダモの確保が困難に。
プロ野球などでは、年間約20万本もの
木製バットが消費される一方で、
木製バットの主な素材となる
アオダモの木は、材料として使える
大きさに育つまで60〜70年もかかります。
そこで、危機感を持った
球界関係団体などが集い
「アオダモ資源育成の会」を発足。
植林や育成を行うなど、資源を
確保するための取り組みを
行なっています。

そんな状況のなか
「アオダモ資源育成の会」に
参加する育成パートナーでもある
株式会社兵左衛門(福井県)は、
折れたバットを再利用し
野球ファンには、見逃せない
商品を制作・販売しています。

株式会社兵左衛門は、
100%天然仕上げにこだわった
箸づくりで知られる会社。
同社では、「折れたバットから作ったシリーズ」
を展開し、プロ野球はもちろん、
社会人野球や大学野球などで
使用された際に、折れたバットや、
バットを作る際にできる端材を
再利用して、お箸などを製作。
適度な硬さとしなやかさを併せ持つ
バット材は、箸の素材としても
最適だそうです。

シリーズ商品の売り上げの一部は
「アオダモ資源育成の会」を通じ、
アオダモの植樹・育成に使われ、
再び未来のバットの元を
生み出しているとのこと。

ダジャレなネーミングが
素敵すぎるお箸「かっとばし!!」

株式会社兵左衛門さんによると
素材となる折れたバットは、
以前は燃料として破棄されていたのですが、
同社社長が問い合わせたところから、
この企画がスタートしたそうです。

一般的な箸は、黒檀や紫檀、あすなろ、
クメアなどの箸用の素材を使っていますが、
きめ細かくしなやかさのあるアオダモは、
箸用としても素晴らしい素材。
ただし、折れたバットには、外から
見えないヒビが入っていることがあり、
熟練した職人さんがひとつひとつ、
細かな個所までチェックしながら、
折れたバットから箸の形状まですべて
手作業で切り出しているそうです。

箸だけではなく、
ベンチ(箸置き)、ブルぺん(ボールペン)、
すべりこみ(靴べら)、すくいズ(スプーン)、
フォーク、ホーム印(印鑑)など、
ネーミングも素敵な商品が販売されています。

ご興味のある方は、こちらへ
株式会社兵左衛門 オンラインショップ
https://hyozaemon.shop-pro.jp/

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【 3 チェアリング】

一昨年ごろより、
アウトドアやキャンプに
興味を持ち、少しずつ必要な
道具を揃えているのですが、
まず、初めに手に入れたのは
折りたたみの椅子でした。

それまで、折りたたみ椅子というと、
重くてかさばるイメージを
持っていたのですが、最近のものは
驚くほどコンパクトなうえ、
軽くてびっくりです。

さて、そんなアウトドアチェアを
手に入れた私が、
昨年から気になっているのが
「チェアリング」。
皆さん、ご存知でしょうか?

チェアリングとは、
酒場ライターの
Paricco(パリッコ)さんと
フリーライターの
Suzuki Nao(スズキナオ)さんが
始めたという遊び。
アウトドア用の折りたたみ椅子を
持って散歩に行き、
公園の中や広い川辺など、
ここだと思った場所に、
その椅子を置いてくつろいだり、
お酒を飲んだりするという、
キャンプともピクニックとも
ちょっと違う活動。

数年前にナオさんが、
「やってみません?」と
パリッコさんを誘い、
実際にやってみると想像以上に
気持ちよかったそうです。
そこらのベンチに座るのとは
ぜんぜん違い、座り心地が良くて、
視線も自然と低い位置から
空を見上げるような感じで
ずっと座っていられるのだとか。
「チェアリング」と名付けて
続けていると、真似して
同じようにする人々が
現れ始めたそうです。

イメージ01

ちらが、そんな
チェアリングの心得3か条。

・一人一脚、折りたたみ椅子を持参
街を散歩し「ここでひと休みしたいな」
という場所があれば座る。

・手軽に気軽に無理しない
「今日は絶対!」ではなく、
あくまでチャンスがあればの姿勢。

・モラルやマナーはしっかり守る。
騒がない、汚さない、他人に
不快感を与えないは大前提!

昨年からのコロナ禍により、
チェアリングを実行するには、
なかなか難しい状況があるようですが、
このような状況下でも、人に迷惑を
かけずに癒しを得る方法の
ひとつになりえるのではないか、
との思いもあるそうです。

家の近所、街を散歩し、ここで!
という場所で、チェアでひと休み!
緊急事態宣言、
蔓延防止重点措置の解除、
ワクチン接種などの状況を考慮しながら、
今年は、チェアリングを
体験してみたいなと、
密かに考えております。

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
いいですよねー「和傘」。
歌舞伎役者のように着物に下駄をはいて、
梅雨時に和傘を持って銀座を闊歩するなんて!
ちょっと時代がかりな気もしますが、
庄兵衛は憧れます(笑)

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