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2023年3月22日 vol.538 【週刊MARUMERU】 そもそも…

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┗━━━┛2023年3月22日 vol.538
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そもそも…

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1. 脱プラ・減プラ紙製品 001 脱プラとは?

2. タンカー船の船底が赤い理由

3. 透明で清潔な水

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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
tanaka@msmarusho.co.jp
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本日、3月22日は、国連が定めた
「世界水の日」。1922年12月の
国連総会で定められ、水がとても大切であること、
きれいで安全な水を使えるようにすることの重要性について
世界中の人々と一緒に考えるための日です。

 

そのため「世界水の日」には、
世界の様々な国で、水の大切さを人々に
知ってもらうための会議やセミナー、
展示会が開かれます。

 

ちなみに日本では、8月1日が
「水の日」となっているため、
この日を「地球と水を考える日」としています。

 

本文では、地球と水の現状について
ほんの少しご紹介しようと思います。

 

それでは今週も、週に一度のホッと一息「まるメル」をお届けいたします。

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【 1 脱プラ・減プラ紙製品 001 脱プラとは?】

近年、プラスチックをできるだけ作らない、
使わないようにする「脱プラスチック」の考え方が、
SDGsの取り組みの一環として広がりを見せています。

 

日本では、2020年7月からレジ袋が有料化され、
日常的にエコバックを携帯する方が増え、
脱プラへの意識が高まったように思います。

 

まるメルでもこれまで、
「脱プラ紙製品」として、
従来のプラスチック製品を
紙に置き換えた商品をご紹介してきました。

 

数あるエコ素材の中でも、素朴な
風合いと丈夫さを兼ね備える「紙」は、
さまざまな用途で活用できる
素材として注目されています

 

SDGsへの取り組みに対する社員の
意識を強化するために、
社内備品を紙製アイテムに
切り替える企業もあるようです。

 

まるメルでは、今号から「脱プラ」
のみならず、「減プラ」の視点も盛り込みつつ、
「脱プラ・減プラ紙製品」と題して、
おしゃれでエコな紙製のアイテムを
ご紹介していこうと考えていたのですが…、
まずはその前に、そもそも「脱プラ」とは
なにかについてご紹介しようと思います。

 

「脱プラ」とは、みなさまご存じのとおり
「脱プラスチック」の略称で、
プラスチックをできるだけ作らない・使わないようにする、
という考え方のこと。

 

レジ袋の有料化にともなうエコバックの持ち歩き、
大手カフェチェーン店の紙ストローの導入などは、
脱プラの身近な例といえます。

 

元々プラスチック製だったものを
紙製のアイテムに置き換えるのも、
企業・個人の両方で取り組める脱プラだと言えます。

 

では、なぜ脱プラスチックが
推奨されているのかというと、
大量のプラスチックは、
地球温暖化と海洋プラスチック問題に
影響を与えるためだといえます。

 

プラスチックは、加工が容易・
軽量・高強度などの特徴に加えて、
製造コストが安価に抑えられることから、
急速に普及しました。現在でも世界的な
需要は右肩上がりです。しかし、プラスチックの
生産や焼却処分の際には、
二酸化炭素を大量に排出します。
また、石油が減量のプラスチックは、
採掘・輸送時にも二酸化炭素を排出するうえ、
貴重な資源の消費にもつながります。

 

さらに、経年劣化したプラスチックのなかには、
メタンをはじめとした温室効果ガスを
発生させるものもあります。

 

このようにプラスチックには
地球温暖化に影響を与える
複数の要因があるのです。

 

続いて海洋プラスチック問題ですが、
こちらは海に流れ着いた大量の
プラスチックごみが引き起こす環境問題のことを指します。

 

地球温暖化や海洋汚染の原因となるだけでなく、
化学物質を吸着しながら海を漂流した
プラスチックごみが、魚や鳥に悪影響を
与える可能性も指摘されています。

 

2050年には海洋プラスチックごみの量が
魚の量を上回るとも予測されていて、
その対策が急がれています。

 

さて、SDGsへの取り組みの一環としても
注目を集めている「脱プラ」ですが、
メリットとデメリットについても
ご紹介しておきます。まずは、
プラスチック製品から紙製品に置き換えると、
従来よりもコストがかかる場合があります。

 

プラスチックが大量に普及した
背景には安価な製造コストがあり、
比べると、紙製品はまだ高価な印象を
受けることがあるかもしれません。

 

しかし、今後紙製品が普及するにつれ、
価格が下がっていくことは考えられます。
また、企業がSDGsに取り組む積極的な姿勢は、
消費者や投資家などに好印象を
与えることができるため、長期的な
ブランディングの一環として紙製品を
導入するメリットは少なくないといえるでしょう。

 

次に「紙」と聞くと、なんとなく強度に
不安なイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、薄い紙を何層にも重ねたり
圧縮して密度を高めたりと、
各社が独自の技術で工夫していて、
使い捨てではない、長く使える紙製品の
開発に力をいれています。
先日、まるメルでもご紹介した強い紙・
固い紙なども登場しています。

 

今後「脱プラ・減プラ紙製品」では、
紙でできた、または一部が紙に置き換わった
エコなアイテムをあらためて
ご紹介していこうと思います。

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【 2 タンカー船の船底が赤い理由】

神戸にある海運会社「東幸海運株式会社」が
公開した、タンカー船の舞台裏を紹介する
動画が話題となっていて、おもしろいと
制作部のメンバーが教えてくれました。

 

中でも注目を集めたのが
「なぜ船底を赤色に塗装するの?」
という質問に関するものでした。
解説するのは、同社社長の笹木重雄さん。
噛み砕いた説明や落ち着いた口調が評判を呼び、
ネットユーザーからは「わかりやすい」
「こんなに詳しい説明は初めて」
「おもしろい」「わくわくした」
「勉強になった」と好評だそうです。

 

さて、なぜタンカー船の船底を赤色に塗装するのでしょうか?

答えは、船底にフジツボなどが
つかないようにするためだそうです。
フジツボとは、岩や船底、他の動植物に
くっついて動かない固着生物。
甲殻類でエビやカニの仲間です。

 

笹木さんによると、「船底に
フジツボが付着すると船の速度が落ち、
燃費も悪くなる」のだとか。
普段14.5ノット(時速26.8km)の
タンカー船が12ノット以下(時速22km以下)
になることもあるそうです。

 

そこで登場するのが、赤色の亜酸化銅。
塗料には、亜酸化銅という成分が含まれている
ものを使うことが多いのだそうです。
亜酸化銅には、フジツボの付着を
防止する効果があるとされています。

 

この成分が、赤色なので、船底塗料も
赤色となることが多いのだそうです。
ちなみに塗料は、1年で溶けて
なくなるぐらいの量を塗装するそうです。

 

その理由とは?
亜酸化銅は、船底塗料成分として
最も一般的に使用されている塗料。
原材料が赤色のものがもっとも安価で、
費用を追加することで、他の色に
することもできるそうです。例えば、
漁船などでは、魚に気づかれにくい
青色にするケースもあるようです。

 

さて、同社の国内航路のタンカーは、
年に一度メンテナンスを実施するそうです。
船を修理するための施設「ドック」に
7~9日ほど入り、4~5日かけて
船底の塗装を行います。

 

塗装作業は、最初に船体を水洗いし、
塗膜が痛んだ部分をグラインダーで削り、
鉄が露出した部分にさび止めを塗装、
その後に亜酸化銅を含んだ塗料を塗ります。

 

同社での塗り直しのタイミングは、
国内航路を航行するタンカー船は
年に1回のメンテナンスがあるため、
都度1年で溶けるだけの船底塗料で
塗装を行っているそうです。
主にフジツボの付着で船底が汚れると
途端に船の速度が落ちることになるので、
なるべく短い期間でのメンテナンスが
好ましいのだとか。海外航路の船舶は、
メンテナンスそのものが同社船を含め
5年間に2回というケースが多いため、
3年分の塗料を塗るケースもあるそうです。

 

船底塗料の仕組みとしては、
段階的に溶ける樹脂の中の亜酸化銅が
ほんのわずかずつ船底に溶けだし、
フジツボの幼生が付着するのを防げる
程度の刺激を与えています。

 

1990年代まで使用されていた
有機スズの塗料に比べて海洋生物への
影響が小さいと言われているそうです。

 

ちなみに、同社タンカー
「ひなた(総トン数3796GT、船体長104.6m)の場合、
1回の塗料のコストは、年間のペンキ代だけで
約220万円程度となり、これにメンテナンスの
人件費などを加えると大体400~500万円が
毎年かかることになるそうです。

 

同社の船は、5隻なので、その約5倍のコストが
毎年かかるのだとか。古い船ほど、
補修の面積が増えて費用が高くなるそうです。

 

タンカー船の船底が、赤い理由はわかりましたが、
フジツボ、あなどれませんね。
塗装コストも膨大で驚きです。

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【 3 透明で清潔な水】

現代日本では、どこでも透明で清潔な
飲み水を毎日飲むことができます。
水道からきれいな水が出るにもかかわらず、
飲み水は、ペットボトルのミネラルウォーターを
買っているという人も少なくありません。

 

以前、まるメルでも「水道水」が飲める国を
ご紹介したことがありますが、
世界的にみて日本は、水に関しては、
とても恵まれた生活をしているといえます。

 

さて、現在、世界では約9億人の人々が、
汚れた水しか飲むことのできない
環境におかれています。

 

実に世界の人口のうち12%もの人々が
透明な水さえ手にいれられない生活をしています。
さらに25億人の人々は、衛生的な
トイレを利用することができません。
穴を掘っただけのトイレを利用している人も…。

 

上下水道が隅々まで行き渡り清潔なトイレを
いつでも使える日本人には、イメージ
することができない生活をしている人々が
世界にはまだまだたくさんいるのです。

 

ところで、トイレや水道を使えるように
するためには、まず安全な水を
作り出すことが必要となります。

 

川や湖の水をそのまま使ったのでは、
飲み水として安全ではありません。
水をきれいにする施設を作り、
それぞれの家に水道管でつなぎます。
使用した汚れた水をそのまま川や湖、
海に流してしまえば水が汚染
されてしまうため、人々が使った
汚れた水をきれいにする施設も必要です。

 

蛇口をひねるだけで水が出て、
トイレに水が流れる生活は、
大変な設備投資と予算を必要とすることだといえます。

 

水をきれいにして家庭に届ける施設、
そして汚れた水をきれいにして
川や海に戻す施設。本来であれば
安全な水を得るために重要な施設ですが、
世界を見渡せばでは、浄水の設備は整っていません。

 

家庭に水が直接届くような設備がない国では、
地域で使っている井戸から毎日
何度も水を運んでこなければなりません。

 

途上国では人口が増え続けているため、
普段飲んでいる生活水だけでなく、
食料となる農作物を育てるための
水や工場で使用する水が以前よりも
多く必要とされています。

 

さらに途上国では、気候変動の影響により、
干ばつなどの自然災害が頻繁に起こります。
そのため、井戸で汲み上げる地下水や
川の水は足りているとはいえません。
水不足は、貧しい国の人々の生活を直撃しています。

 

また、水の量だけでなく質も
問題となります。上下水道が
発達していない国では、汚れた水が
そのまま川に流れていきます。
工場の排水をそのまま流している
ことも多く、病原菌や化学物質に
汚染されたままの水が、人々の口に
入ることも珍しくはありません。

 

安全でない水が、貧しい国の人々の体を
蝕んでいきます。きれいな水をつくりだし、
家庭や工場に途切れることなく届け、
そして汚れた水はきれいにしてから
自然に戻すための設備投資によって、
多くの命を救うことができるのです。

 

3月22日「世界水の日」は、
こうした水不足に悩む世界の貧しい
国々に対して、どうしたら安全で
きれいな水を届けることができるのかを
考えるきっかけとなる日だそうです。

 

いつでも蛇口をひねれば飲める水が手に入り、
トイレでも水が自由に使える日本の環境、
ありがたいことだなとあらためて思います。

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
庄兵衛もご多分に漏れずペットボトル派です。
まずいですかね!?
それよりも庄兵衛が気になるのはトイレなんです。
ウオシュレットが、なくてはならなくなっている庄兵衛です (笑)

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