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2023年11月1日 vol.570 【週刊MARUMERU】 見分けるポイント

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┗━━━┛2023年11月1日 vol.570
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見分けるポイント

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1. 段ボールとコートボール

2. ポイの紙って?

3. 人類は、いつからビールを飲んでいる? 後編

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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
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今日から11月なので、
2023年も残すところ2か月。
つねに実感するところではありますが、
光の速さで時が過ぎていきます。

 

コロナも落ち着きをみせた2023年、
やり残していることはありませんか?
今年のことは、今年のうちに。
残り2か月、丸庄も気合をいれて
2023年を駆け抜けたいと思います。

 

さて、ちょうどこの時期、
子どもの頃は、年末年始の
イベントシーズンに向けて、
街も華やかに、にぎやかになり
なんだかわけもなく
ワクワクしたこと思い出します。
皆さんは、いかがでしょうか。

 

それでは今週も、「まるメル」最新号をお届けいたします。

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【 1 段ボールとコートボール】

 

紙箱やパッケージの素材として
広く使われ「日常で見ない日は
一日もない」と言ってもよいぐらい
ポピュラーな素材として
段ボールとコートボールがあります。
コートボールは、あまり聞き馴染みが
ないかもしれませんが、紙箱や
パッケージ素材として身近なものです。

 

さて、段ボールとコートボールは、
時にどちらなのか判断に迷うようなものもあり、
区分けが難しいところもあるのですが、
今回は、それぞれの特徴などについて
ご紹介していこうと思います。

 

コートボールは「厚紙」の一種で、
主にパッケージ用紙として利用される
紙素材です。ものによって0.3~0.8mm程度の
厚みがあり、表面にコーティング剤による
塗工が施されています。この塗工により、
フルカラー写真やイラストの印刷適性が
高い点が特徴としてあげられます。

 

スーパーやコンビニで見かける
食品やお薬、日用品など、表面に
きれいな写真やイラストが印刷されている
商品パッケージには、ほぼこの
コートボールが使用されています。
このコートボールには、表面にのみ
コーティング剤による塗工がなされている
裏ネズコートボールと両面に塗工が
施されている裏白コートボールの
2種類があります。一般的には、
安価な裏ネズコートボールが、
広く使われているため、
コートボールという場合は、
裏ネズコートボールを
指す場合が多いといえます。

 

ちなみに裏白コートボールは、
化粧品や小型の家電製品、
高級菓子の包装箱など、高価な商品の
パッケージとして利用されています。

 

続いて段ボールについて見てみましょう。
段ボールが、どのようなものかについては、
説明不要だと思いますが、大きな荷物や
宅配物の梱包材として、見かけない日が
ないほど私たちの日常に浸透している素材です。
そんな段ボールにも定義があり、
波状の紙(中芯)を平らな紙(ライナー)で
挟み込んで強度をあげたものが
段ボールと呼ばれます。

 

イメージ01
Image:紙の通販HP

 

最近では、段ボールの質感、色合いに
よく似た紙が商品のパッケージや
ノートの表紙などに使われているのを
見かけますが、間の波状の紙(中芯)が
確認できないものは、外見上同じに見えても
「段ボール」とは呼べません。

 

さて、コートボールと段ボールの
違いについてですが、コートボールは
印刷適性のある厚紙で、段ボールは
ライナーと波状の中芯の三層構造が特徴です。
その違いは紙の断面を見ることで
はっきりとわかります。とはいえ、
コートボールなのか、段ボールなのか、
判断がつかない紙に出会うことがあります。

 

ワインや日本酒などの瓶入りの
お酒や、靴、電化製品など、
ある程度の重さのある商品を包む箱として、
コートボールと段ボール、ふたつの
特徴を兼ね備えたものがあります。
これらの箱の表面には、フルカラーの
写真やイラストなどがきれいに
印刷されていて、コートボールの
特徴そのものがあります。ところが、
横から見ると波状の中芯を間に挟んでいて、
段ボール独特の特徴も備えています。
これは、中芯と裏面には普通の
段ボールと同じ段ボール原紙を使い、
表面にのみコートボールを使って
箱を形成しています。こうすることにより、
丈夫さと見た目のよさを両立させ、
重量のある商品のパッケージとして
使用しています。

 

さて、このタイプのものは、
どのように分類されるのでしょう。
結論からいうと場合によって、
コートボールに分類されることもあれば、
段ボールとして扱われることもあります。
分類のポイントは、使用されている
紙の重さです。表面のコートボール部分の
ほうが重ければ、コートボールとして
分類され、中芯と裏面の段ボール部分の
ほうが重ければ、段ボールに
分類されることになります。

 

ただ見た目だけで、どちらの比重が
重いかを見分けるのは難しいのですが、
これらを見分ける簡単な方法があります。

その方法は、リサイクルマークを確認すること。
コートボールには、このような

 

イメージ02

 

「紙製容器包装マーク」と呼ばれる
リサイクルマークをつけることが
法律で義務づけられており、
このマークが確認できた場合は、
コートボールの比重のほうが重い=
コートボールとして分類されます。

一方、段ボールには、このような

 

イメージ03

 

「段ボールマーク」がついています。
こちらが確認できだ場合は、
段ボールとして分類されることになります。
ただし、段ボールマークの記載は、
法律で定められておらず任意なので、
リサイクルマークが確認できない場合は、
段ボールとして分類します。

 

ところで紙製容器包装マークの記載には、
料金がかかる場合があります。
それは特定事業者に該当する場合で、
紙製容器包装マークのついた製品を
使用する場合、リサイクル料金を
支払います。一方、段ボールの場合は、
リサイクル料金の支払い義務が生じないため、
あえてコートボール単体ではなく、
段ボールにコートボールを貼り合わせて
紙箱をつくるケースがあります。
紙箱の製造コスト自体が上がっても、
リサイクル料金がかからないため
結果としてコストカットになるためです。

 

コートボールと段ボールを分類するのは、
リサイクルを視野にいれた分別のため。
消費者としてならば、ゴミの分別に
気をつけるだけでよいのですが、
このような紙を梱包材として使う際には、
リサイクル料金の有無でかかるコストが
変わってくるので注意が必要です。

 

以上、簡単にご紹介したしましたが、
コートボールと段ボールの違い、
ご理解いただけましたでしょうか。

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【 2 ポイの紙って?】

 

今回の紙に関する話題で
取り上げるのは、お祭りの
出店などでおなじみの「金魚すくい」に
関するものです。

 

金魚すくいに関する紙といえば、
ポイですね。

 

このポイに使われている
紙はどのような紙なのでしょうか。
調べてみたのでご紹介します。

 

金魚すくいのポイには、
実は半紙が使われているそうです。
半紙にはパルプが主原料の
和紙風のものから、純粋な
和紙の半紙まで、いくつかの
種類があります。

 

さて、この半紙の厚さによって、
ポイには種類がいくつかあるそうです。

 

ポイは、紙の厚さによって
4号~8号と種類があり、
号数が大きくなるほど紙が薄くなります。
全国金魚すくい選手権では、
5号が用いられるそうです。
ということで4号が一番厚い
ということになります。

 

ちなみに全国金魚すくい選手権は、
奈良県大和郡山市で毎年夏に行われる
イベント。1人1枚のポイで、
3分間に何匹の金魚がすくえるかを
競います。第1回大会は、1995年に開催。
今年8月に開催された第28回大会、
個人部門の優勝者の記録は、
107匹だったそうです。

 

さて、金魚すくいのポイですが、
その名前の由来には、
いくつかの説があるようです。
金魚をポイポイとすくう動作に
由来する説、ポイッと
捨てることに由来する説があり、
全国金魚すくい大会事務局では
後者のポイ捨て説としているようです。

 

そんな金魚すくいのポイに
使われている紙は、基本的に
半紙が使われているとのことでした。
日本独自のものですから、和紙が
使われているということなのですね。

 

ところで、私は、これまで何度か
金魚すくいに挑戦しましたが、
一匹もすくえたことがありません。
皆さんは、どうですか。

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【 3  人類は、いつからビールを飲んでいる? 後編】

 

後編では、日本のビール産業誕生以降、
ビール産業の変遷などについて
ご紹介しようと思います。

 

1887年ごろになると日本も
産業革命による近代化が本格的となり、
近代的なビール会社が各地に誕生し
新しい時代を迎えようとしていました。
1887年には、東京で日本麦酒醸造会社が、
翌1888年には、北海道庁から払い下げられ
札幌麦酒会社が、1889年には大阪で
大阪麦酒会社が設立されました。

 

また、横浜のコープランドビールは、
その後、香港法人のジャパン・
ブリュワリー・リミテッドが引き継ぎ、
1888年から麒麟ビールを販売しています。
1883年、日本のビール総生産量は約208kl、
輸入が約450klだったものが、1887年には
国産約3,151kl、輸入約1,630klと
国産と輸入が逆転しました。1897年には
国産約11,829kl、輸入が約154klとなり、
ビール産業の著しい成長がうかがえます。

 

当時ビールには酒税が課せられて
いませんでしたが、清酒は地租と並んで
歳入の二本柱となっており、不公平感が
高まるなか、1900年、北清事変が起きると、
翌年10月には、ビールにも軍事増強のために
酒税が課せられることとなりました。

 

1914年に第一次世界大戦が勃発。
日本は地理的条件にも恵まれ、
ほとんど参戦することなく経済的には
好況を迎えることとなりました。
ビール業界もその恩恵を受け、
ヨーロッパからビールの補給を
経たれた東南アジアやインドの
市場に進出を果たしました。
その後もビールに対する需要は旺盛で、
ビール会社は次々に新工場の建設に
乗り出し、新たなビール事業を始める
会社も現れ活況を呈しました。
同時期、アメリカでは禁酒法が
議会を通過し、ビール醸造機械が
不要となり、これを買い取った
日本の起業家が新しいビール会社を
つくるようなことも起こりました。

 

大正末期から昭和初期にかけて
対戦後の反動的な不況が深刻化し、
消費量の低下や安売り競争の激化など
ビール産業も混乱と低迷の時代を
迎えることになります。1933年、
大型の合併および共販会社の
設立により業界の秩序は徐々に回復し、
1939年には戦前の最高である
310,000klの生産量を記録しましたが、
同年、ヨーロッパで、第二次世界大戦が
勃発すると、政府は国家総動員法の
発動を決定し、価格統制令を施行。
物価だけでなく原料や製造量まで
統制を受けることになりました。

 

ビールの価格統制は1939年の
価格指定から始まり、翌1940年には
生産・卸・小売の3段階について
都市、地方別に公定価格が設定され、
1943年には全国単一の公定価格となりました。
太平洋戦争への突入により原料である
大麦やホップは次第に入手困難となり、
電力・石炭も不足したため、生産量は
減少の一途をたどります。終戦の年の
生産量は、1939年当時の4分の1となり、
この間、ビール税は戦費調達のため
毎年のように増税となりました。

 

戦後の混乱のなかで
ビール会社は復興への努力を開始。
1949年、ビール産業にも
過度経済力集中排除法が適用され、
トップメーカーである大日本麦酒が
2分割されて戦後の新しい体制が
できあがると同時に酒類配給公団が
廃止されて、ビール会社は自由に
出荷・販売できるようになりました。

 

同年6月には、料飲店の再会を
待ってビアホールも各地で復活、
ビールファンが押し寄せ活況を
呈しました。翌1950年には
特約店ルートによる販売を開始して
本格的な競争を再開し、
1952年には原料統制が解除されて、
1953年には戦前の最高水準を超える
生産量を達成するまでになりました。

 

1955年からは、所得倍増の波にのり
ビールに対する需要も大幅に伸びました。
戦前のビール消費がほとんど料飲店で
あったのに対し、戦後のこの時期から
家庭で飲まれるビールが飛躍的に伸びました。
電気冷蔵庫が普及したのもこの時期で、
家庭に買い置きされたビールが食卓に
並ぶことになったのも大きな要因です。

 

1964年のビール製造量は
約2,000,000klに達し、10年間で
5倍の伸びとなりました。ビール会社は
生産能力の拡大に努め、新しい工場が
次々に建設されました。1964年には
基準価格が廃止され、25年ぶりにビールが
自由価格に復帰。1965年からの10年間は、
ビール需要の伸び率が徐々に鈍化しましたが、
全国で10工場が新設され、製造量は
約2倍に達しました。また、現在
使用されているビールギフト券が
発売されたのもこの時期でした。

 

1977年に製造量が4,000,000klに
達したものの年率平均2.6%の伸び率となり
ビール産業は安定成長期に突入。その後、
各社からドライビールなど様々なビールが
発売され再びビールの製造量が増加し
1987年には5,000,000klを突破、
1989年には6,000,000kl、1994年には
7,135,000klの過去最高の製造量を記録。
しかし、これをピークにビールの
製造量は減少傾向が続いています。

イメージ04

 

これは、飲酒人口が1994年より
減少してきていること、消費者の
嗜好の多様化・個性化により他の
酒類の消費が伸びてきていることに
よるものと推定されています。一方、
1994年4月にビール製造免許に係る
最低製造数量基準が年間2,000klから
60klに引き下げられたことにより、
国内でもマイクロブルワリーや
パブブルワリーなどの小規模な
ビール醸造所が登場。2018年には
酒税法改正によりビールに使用できる
原材料が拡大され、さらに欧米での
クラフトビールの人気の高まりを
受けて日本でも小規模な醸造所が
増加したことから、現在では、
身近で個性豊かなビールを
さまざまに楽しむことが
できるようになってきています。

 

ビールの歴史を駆け足でご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
ビールといえば、庄兵衛の若かりし頃は
「キリン」一辺倒だったんですが、
アサヒのスーパードライが発売された頃から変わってきましたね!  
あまり古くて通じないですか?(笑)

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