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2014年1月15日 vol.061 知れば知るほどおもしろい印刷の話

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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「週刊MARUSHO」
┗━━━┛2014年1月15日vol.061

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※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
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仕事始めのコーヒーブレイク

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1 印刷の豆知識第42弾 カラー印刷の主流を担うオフセット印刷

2 お正月、ふと手にした「紙風船」。最近は意外なところで活躍しています

3 「過ぎた時間は戻らない」を体感するカレンダー
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週刊MARUSHOでは、皆さんからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
tanaka@msmarusho.co.jp
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今週月曜日は、成人の日ということで、
2014年、成人式を迎えた芸能人を調べてみました。

武井咲(えみ)さん、志田未来さん、神木隆之介さん、山田涼介さん、
渡辺麻友さん、島崎遥香さん、ジャスティン=ビーバーさんなどが、
今年成人式を迎えました。

子役の頃から活躍されている方もいて、
もう二十歳!?、まだ二十歳だったの!?と、
感想はさまざまです。

ところで、皆さんが成人式を迎えたのはいつですか?
その時、どんな思いでいましたか…。

思えば遠くへ来た人も、そうでない人も、
あの時の気持ちを思い出してみるのは、
悪くないかもしれません。

さまざまな思いを胸に、
週刊MARUSHO vol.061、スタートです!

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【 1 印刷の豆知識第42弾 カラー印刷の主流を担うオフセット印刷】

印刷というと学校の図工の時間に経験した
版画を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
バレンを使って紙に刷った図工の時間が懐かしいですね…。

これは、
グーテンベルグが発明した活版印刷を原点とする凸版印刷方式で、
絵柄などが凸状になっている版にインキをつけ
紙を押し当てて印刷します。

もちろんこの凸版印刷方式は現在でも活躍しているのですが、
現在カラー印刷の主流はオフセット印刷です。
これは、どんな印刷方式なのでしょうか?

とその前に、印刷の代表的な4つの版式についてご説明します。
版式とは、印刷の版の様式のことです。

●凸版印刷の版式
インキをつける画線部は、凸状。比画線部は、凹状になっている版を使います。

●凹版印刷の版式
画線部は、版表面に対し凹状で、その穴に溜まったインキを転写できる版を使います。

●平版印刷の版式
画線部も非画線部も平らな表面にあり、画線部はインキを受理する物質で作り、
非画線部はインキを反発させるため、水が保たれるように「砂目」と呼ばれる
微細な凹凸がついた版を使います。
※実際には、ほとんど凹凸がありません。

●孔版印刷の版式
版に載せて押し付けたインキが、通る部分と通らない部分がある版(スクリーン)を使います。

印刷のしくみ01

この中で平版印刷は、もともと版面から直接印刷していたのですが、
現在ではいったんゴムシリンダーの表面に転写してから
紙に印刷する手法が一般的となりました。
これが、オフセット印刷です。

版式としては、上記で説明した平版印刷。オフセットとは「つけて離す」の意味があり、
この言葉が印刷方式の仕組みをそのまま表しています。
オフセット印刷は、版のイメージを直に紙に転写するのではなく、
版につけたインキを一度ブランケットに転写(OFF)してから
印刷用紙に転写(SET)する間接的な印刷方式です。

印刷の仕組み02

水が与えられた版の画線部だけに油性のインキがつきます。
そのインキがブランケット表面に転写され、
圧胴により紙に印刷されます。
このためオフセット印刷では、
水とインキのバランスが印刷品質に影響を与えます。

オフセット印刷。
名前は知っているけど、その仕組みについては、
よく知らないという方もいると思います。
少しはイメージしていただけましたでしょうか?

印刷の方式、その用途についてのお問い合わせは、
担当営業までお気軽にお声かけください。

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【 2 お正月、ふと手にした「紙風船」。最近は意外なところで活躍しています】

今ではもう、懐かしのおもちゃといえる「紙風船」。
その名のとおり紙を貼り合わせてつくった風船で、
中に空気を吹き入れて膨らませて遊びます。

日本では曲芸イベントの便乗玩具として明治24年(1891年)に登場し
現在まで民芸玩具として親しまれています。
ちなみにゴム風船は、これよりはやく幕末に登場しています。

形には、花びら状のグランシ紙を球状に貼り合わせ
天地に丸い紙を貼った丸型(紙手鞠)と
雁皮紙などの薄い紙を貼り合わせて作られた
四角い角型(角風船)があります。

角型は、富山の薬売りさんたちが、
子どもたちへ薬のオマケとして配布することが多く
全国に広まったと言われています。

紙風船

紙風船は、昭和初期までたくさん生産され
駄菓子屋などでも販売され子どもたちに親しまれてきましたが、
時代の流れとともに衰退し、
現在ではあまり見かけることがなくなりました。

しかし、現在でも懐かしのおもちゃとして、
老若男女を問わずその需要はあるようです。

また、最近では精巧なつくりをしたユニークな紙風船も登場しており、
インテリアなどとして私たちの目を楽しませてくれています。

意外なところでは、
「膨らませる」「壊れないように優しく叩く」などの動作が、
五感を高めるアイテムとして活用できることから、
介護施設などでリハビリに使われたりもしています。

元和紙問屋・丸庄としては、
紙のさまざまな活躍に注目していきたいところ。

紙風船、あの独特の手触りやデザイン、
日本人の心をくすぐるアイテムとして
これからも存在し続けてくれるでしょう。

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【 3 「過ぎた時間は戻らない」を体感するカレンダー】

前号でカレンダーに記されている暦注についてふれましたが、
今回はカレンダーそのものについて。

毎年、おしゃれなものや個性的なものを探すのですが、
機能性を考えるといつも同じようなものを
手にしてしまうカレンダー。

少し前の情報ですが、
海外のクリエイティブなカレンダーを紹介しているサイトに
登場するカレンダーが斬新でおもしろいのです。

こちらのカレンダー、設置すると最後、
用意されている1年間が終わるまで延々と時を刻み続けます。
しかもこのカレンダーの紙は、
シュレッダーにより縦に裁断されていくのですが、
区切りというものが存在しません。
1年間、カレンダーと裁断された紙は
ずっとつながったままなのです。

断裁カレンダー

時は戻らない、時をとめることはできない、
時はずっとつながっている。

そんなメッセージを発しているのかもしれません。

今、この瞬間をしっかり過ごしていこう、
そんなことを思ってみました。

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~丸屋庄兵衛のひとりごと~

成人式ですか。もう何?十年も前ですね。「あの頃は夢を見続けてよかった!」
なんてことは言いません。庄兵衛ただ今青春まっしぐらで頑張っています。(年寄の
冷や水ですかね)

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