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2014年2月12日 vol.065 4種のインキでほとんどの色を表現しています

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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「週刊MARUSHO」
┗━━━┛2014年2月12日vol.065

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情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
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4種のインキでほとんどの色を表現しています

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1 印刷の豆知識第44弾 オフセット印刷のカラー表現

2  あの赤・青・白は、何を表しているのか?理髪店の場合

3 あなたのご近所にも、きっとある!? 癒しSPOT検索できます
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週刊MARUSHOでは、皆さんからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
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意外とみんな気にしてる?
今年も気になる「あの日」が、やってきます。

「女性が男性に親愛の情を込めてチョコレートを贈る」
これは、日本独自に発展を遂げたバレンタインデーの形式です。

チョコレートを渡すのがよいのではないか?と発案し、
最初に実践したのは大田区の製菓会社。
1970年代後半のことでした。

さて、チョコレートを贈るという形はかわりませんが、
今はさまざまな形式がありますね。

恋人まではいかない友人に贈る「義理チョコ」
主に女性が女性に贈る「友チョコ」
男性が女性に贈る「逆チョコ」
自分で自分に贈る「自己チョコ」

今年は、どんなストーリが紡がれるのでしょうか?
それでは、週刊MARUSHO vol.065、スタートです!

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【 1 印刷の豆知識第44弾 オフセット印刷のカラー表現】

以前、浮世絵版画に触れた時、
色の数だけ版の数が増えることをご紹介しました。
例えば、10色なら版の数が10版になり、
摺る色ごとに版木を変えて1色ずつ摺り重ねていきます。
そのため、それぞれの色の顔料が用意されます。

では、現在主流のオフセット印刷は、
どのように色を表現しているのでしょうか?

実は、フルカラーのものでも4色のインキで表現しています。
プロセスカラーと呼ばれるもので、
基本となる4色のインキの組み合わせによって色を表現します。

4色は、「CMYK」と略して表現されます。

色には3つの原色、
C(シアン・青色)、M(マゼンタ・赤紫色)、Y(イエロー・黄色)があり、
基本的にはこの3色と白色、黒色があればほとんどの色をつくることができます。
白い紙の上に3色を重ねるほど暗くなり、すべてを重ねると灰色になります。

原理上は、これら3色のインキを重ねると黒色になるのですが、
インクの特性から灰色になります。
そのため、ここにK(ブラック・黒色)を加え、
深いコントラストを表現します。

色を表現するのは、パレットの上で赤色と黄色の絵の具を混ぜて
オレンジ色を作ったりするイメージです。

ただし、印刷の場合はインクを混ぜて表現するのではなく、
4色を小さな点(網点)で表現し、
それぞれの色の点を大きくしたり、小さくしたり、重ねたり、
並べたりすることで色と濃淡を表現しています。

例えば、白い紙の上に、
ブラックの小さな網点を間隔をあけて並べると、
明るいグレーに見えます。
マゼンタとイエローを並べると、
オレンジに見えます。
これは、各網点の色と紙の色が併置混色を起こした結果です。
本当は2色以上ある色が、
人の脳にはひとつの色として知覚される現象です。

このように人の目には4色の点の重なりが混色されたように見えるため、
その4色の濃度差であたかもすべての色を表現したかのように見えるのです。

試しにオフセット印刷の印刷物を拡大して見ていただくと
小さな点で構成されていることがわかります。

印刷物拡大

このようにCMYKの網点を掛け合わせることで、
色を表現する印刷をプロセス印刷といいます。

では、CMYKを掛け合わせるとは?
下の図は、フルカラーの写真をCMYKに分解したものです。

CMYK分解図

そして、ブラックを基準に、各色を重ねていくと次のようになります。

CMYK分解図02

すべて重ねると元の写真と同じようになります。

印刷も同じような手法で行っており、
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に濃度の高いものから印刷します。

そのため、オフセット印刷機は、インキのユニットが
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に並んでいます。

CMYK分解図03

なお、金・銀などの特別な色は、始めから調合されたインキで表現します。
「特色(スポットカラー)」と呼ばれる物で、
他には蛍光色で、雑誌のロゴや吊り広告などで
よく使用される蛍光ピンクなどがあります。

プロセスカラーでは発色が難しい色の場合、
特色インキの別版によって色域を補っているというわけです。

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【 2 あの赤・青・白は、何を表しているのか?理髪店の場合】

先日、伊坂幸太郎さんの「死神の浮力」という本を読む機会がありました。

その本の中で、ストーリーにはほとんど関係ないのですが、
理髪店を示す赤・白・青の3色の縞模様がクルクルと回転する
細長い円柱形の看板(サインポール)の話ができてきました。

この三色のサインポールは、理髪店を示す世界共通のマークのようです。

さて、このサインポールの三色、それぞれ、
赤が動脈、青が静脈、白は包帯を表しているという話なのですが、
なぜ、理髪店なのに動脈・静脈・包帯なのでしょうか?

12世紀のヨーロッパで、
当時の理容師が外科医を兼ねていたため(「床屋外科」と称した)、
というのがその理由です。

以前、そんな話をどこかで聞いた事があったなぁと、
少し調べてみると…。

血管に動脈と静脈があることが発見されたのは、
実は17世紀のことで、12世紀に血管を赤と青に分けて表示することは、
歴史上考えられないという指摘があるようです。

このサインポールの由来には、諸説あるようで、他にも、
「中世のイギリスで、当時の理髪師が外科医も兼ねていた事から、
血液を表す赤と包帯を示す白の2色で生まれた。」
「理髪師と外科医を分けるため理髪店は赤白に
青を加える動きがあったが定着しなかった。」
「その後、アメリカで同国国旗の
色のひとつである青が加えられたものである」という説や、
瀉血(しゃけつ、体の悪い部分の血を抜き取る治療法)の
際に使用した棒を原型とする説、
1815年のワーテルローの戦いで、フランス国旗を巻き付けた棒が
野戦病院に立てられたのを起源とする説なども。

実のところ明文化された記録が存在しないため、
由来の調査は困難なのが現状のようで、
異なる説があったとしても一概に違うとは言い切れないようです。

最近、このサインポールを見かけることが
少なくなったような気がします。
街で見かけたら、それぞれの色がなにを表しているのか、
ちょっと想像してみるのも楽しいかもしれません…。

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【 3 あなたのご近所にも、きっとある!? 癒しSPOT検索できます】

「タウンページの姉妹ポータルに、
癒しSPOTを検索できるサイトがあるんだよ!」と
印刷部のNさんが教えてくれました。

「Nさん、仕事で疲れがたまっているのかな?」

そんなことを思いつつ、さっそく見てみると、
花・ガーデニング、ペット、アロマテラピーなどのカテゴリーや、
地域から、いやしSPOTが検索できるようです。

どちらかというと女性向けでしょうか?

その道のプロが綴る心や体の健康に役立つコラムなども充実していて、
さすがタウンページという、盛りだくさんな内容。

個人的には、スイーツと地域から、
自分にぴったりのスポットを探してみたいところです。

皆さんも、ご近所の癒しSPOTを探してみてください。

http://healing.itp.ne.jp

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~丸屋庄兵衛のひとりごと~

庄兵衛「義理チョコ」ばかりです。そういう年というのでなく昔からです。以上!

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